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窓から外を眺めるという事に救われるような気持ちになることがある。
室内は居心地が良いのだが、時に息苦しいような思いを感じるときもあり、そんなときに窓の外の移り行
く景色にただ目を奪われる。
フランスのノルマンディ地方に仕事で一週間、海沿いの一軒家に滞在したことがある。
ベッドに座るとちょうど目の前の窓から海と空が見え、 毎日飽きずに眺めていた。
夕焼けが特に圧巻で、晴れた日は燃えるような夕陽が見ることができ、自分の身体が空に吸い込まれるようだった。
空と海を眺めながら一日が終わりゆくなか、心地よい静けさを感じた。
「AILA Cui Cui the eyes, the ears,」 カルティエ財団美術館(2005年/パリ)、「Rinko Kawauchi」The Photographers' Gallery(2006年/ロンドン)、 「AILA the eyes, the ears,」ハッセルブラッド・センター(2007年/イエテボリ、スウェーデン)、 「Semear」サンパウロ近代美術館(2007年/サンパウロ)、 「Cui Cui」ヴァンジ彫刻庭園美術館(2008年/静岡)、「Illuminance」 Gallery at Hermès(2011年/ニューヨーク)、 「照度 あめつち 影を見る」東京都写真美術館(2012年/東京)、「Rinko Kawauchi - Illuminance」KUNST HAUS WIEN GmbH(2015年/ウィーン)、 「川が私を受け入れてくれた」熊本市現代美術館 (2016年/熊本)、「The rain of blessing」Gallery 916(2016年/東京)、ほか多数。
「アルル国際写真フェスティバル」(2004年/フランス)、「フォトエスパーニャ」(2006年/マドリッド)、 「カルティエ現代 美術財団コレクション展」東京都現代美術館(2006年/東京)、「Blooming ブラジル-日本 きみのいるところ」豊田市美術館 (2008年/名古屋)、 「ブライトンフォトビエンナーレ2010」(2010年/ブライトン、イギリス)、 「Bye Bye Kitty!!! Between Heaven and Hell in Contemporary Japanese Art」ジャパン・ソサエティ(2011年/ニューヨーク)、 「Le Mois de la Photo à Montréal」(2011年/モントリオール)など。
東京都生まれ。 ヴァンジ彫刻庭園美術館:(静岡)、豊田市美術館(愛知)、東京都写真美術館(東京)、 カルティエ財団美術館(パリ)、ハウス・マルセイユ(アムステルダム)、サンパウロ近代美術館(サンパウロ)、サンフランシスコ近代美術館(サンフランシスコ)
『うたたね』、『花火』(リトルモア/2002年)、『AILA』(フォイル/2004年)、『the eyes,the ears,』、『Cui Cui』(フォイル/2005年)、 『Illuminance』(世界5カ国で同時出版/2011年)、『あめつち』(世界3カ国で同時出版/2013年)、 『川が私を受け入れてくれた』(torch press/2016年)など。
【アートステイ那覇 ロビー階にて、作品集も閲覧できるようになっております。】
©kawauchi rinko